◆ 1.震災と諸家の印象
『女性改造』2巻1号22頁
一、第一回の大震災当時は麹町元園町の自宅に居りました。午飯をくつてしまつて、二階の書斎へ行かうとして、階子を半分以上上がりかけた時−−
二、甚だ月並みのようですが、私の所感は惨絶の二字に尽きています。眼にみ揺るほどのもの、すべてが強い印象を刻み込んでゐるので、どれが最も深いか鳥渡とわかりません。
◆ 2.私の崇拝する偉人
『若草』昭和8年6月1日号100−101頁
「私の崇拝する偉人」
一.崇拝する偉人
二.現存の人の裡第一の偉人と思惟する人
三.右理由
一、古来の偉人は一々に枚挙に暇あらず。
一、現存の人にては、ムッソリニ。スタアリン。ヒットラア氏など。
一、その理由は、自己の所信をドシ/\断行するから−−この定義は恐らく一般に承認されないでせうが−−
底本:上掲の初出誌
公開:2005/06/05
入力:和井府清十郎